fc2ブログ
とことんネコブログ

去勢手術について


【手術の時期】
猫の去勢手術の時期は、生後10ヶ月前後が目安です。
ネコの去勢手術は、オス猫の体つきが成猫と同じ頃になった頃から可能です。
オスの去勢手術は睾丸を取ってしまう手術です。
猫の去勢手術は比較的か案たんで、縫う必要もありませんし、通常は入院の必要もありません。

【手術直前の注意】
去勢手術当日は、麻酔による嘔吐を避けるため、食事をさせずに病院に連れていきます。


【手術の流れ】
これは一般的な動物病院の不妊手術の流れです。
事前に血液検査が必要です。

ネコを預かる
再度触診、体温・心音をチェック
点滴のための留置針を入れる
麻酔前処置:軽い鎮静剤や鎮痛剤を注射(ジアゼパム、ミタゾラム、ブトロファノール、オピオイドなど)
麻酔導入:ケタミン、プロポフォールなど
麻酔維持:ガス吸入麻酔-イソフルラン、セボフルランなど
麻酔が完全にかかったことを確認後、心電図などモニタ機器の装着
点滴開始
睾丸周辺の毛を丁寧に剃る
イソジンやアルコールなどで何回も消毒をし、滅菌布をかけて固定する
※麻酔前処置からここまで約20~30分程度
去勢手術の場合約15分
ガス吸入麻酔を切り覚醒を確認
完全に麻酔から覚めたことを確認して退院

【去勢手術の種類】
精巣摘出
一番一般的な手術方法で、睾丸を切開して精巣を摘出します。
切開した睾丸を縫わない病院の方が多いようですが、縫合したり、生体用接着剤で閉じるところもあるようです。
しかし、縫われなくても出血したり傷口が開くことなど大事に至るというケースはほとんどありません。
ただし、術後1週間~は睾丸がどす黒く腫れ上がりちょっと痛々しく見えます。
手術して数年たつと、ほとんど残骸もわからないくらい袋が小さくしぼんでしまいます。

パイプカット
精巣は摘出せず、精子の通り道を途中で切断する手術方法です。
メスネコを妊娠させることはなくなりますが、精巣が残っているとオスのホルモンは分泌されるので、
姿形や行動的には去勢手術してないオスと同じ状態です。
また、オスのホルモンが関係してる前立腺の病気や精巣の腫瘍を防ぐ効果もありません。

【停留睾丸(片睾丸)について】
オスの場合、まれに外見上睾丸がひとつしか確認されない(片睾丸)、またはふたつとも確認できないネコがいます。睾丸が陰嚢まで降りてきていない状態で、停留睾丸と呼ばれます。
遺伝的に関係するものだといわれていますが、何が原因で停留睾丸になるかはっきりと解明されていません。
遅くとも生後8ヶ月前後までに降りていない場合は、その後も降りる可能性が低いでしょう。
睾丸が停留している場所は、鼠径部(おなかと足との境目)が最も多く、
睾丸の付け根をさわるとかすかに確認できるかもしれません。
睾丸がある場所が確認できれば手術は比較的楽に済みますが、中にはおなかの中のどこに睾丸があるか、
なかなかわからない場合もあるようです。
しかし、経験豊富な獣医師であれば、睾丸が降りてくる道筋がわかっていますので、開腹手術になることを怖がらず相談してください。

停留睾丸の腫瘍発生率は正常な睾丸の10倍以上といわれています。
通常外に出ている睾丸の中の精巣は低めの温度を保ちますが、体内に残された精巣は
それよりも高い温度状態にあります。適した温度でない場所にあるため、精巣は徐々に変化し、
セルトリ細胞種と呼ばれる腫瘍になる確率が上がるようです。
また片睾丸で陰嚢の睾丸のみを摘出しても、体内に残った睾丸は温度が高いにもかかわらず
精子が生き延びていてメスを妊娠させる可能性があります。性ホルモンに関する問題行動は、
体内に睾丸が残っている場合治まらない事が多いようです。

どちらの手術に関してもいえることは、性ホルモンに関わる臓器を摘出しない限り妊娠しない・させないだけで、
性衝動に関する問題行動は治まらない、また残っている臓器は病気に罹る可能性があるということです。


【術後の注意】
完全に麻酔が覚めるまでは、獣医師の管理下に置かれます。
麻酔後は、胃腸が正常に働き出すのに時間がかかるため、食べたものを吐いてしまうことがありますので、
通常は術後半日程度絶食が必要となります。(手術中に輸液補給されているので大丈夫です)。

ネコの性格によっては見知らぬ場所(病院)にいるストレスや、自分に身に起こったことが理解できず
ショック状態に陥って、飼い主でさえ拒む風をみせることがあります。
また一般的にネコは痛みを感じにくい動物だといわれますが、動くと傷口がつれるでしょうし、
全く痛みを感じていないわけはないでしょう。

自宅に帰ってきて飼い主がかまおうとしても嫌がるそぶりを見せたら刺激しないようにしましょう。
もし、ショックを受けてない風だとしても、数日間は激しい運動をさせない方が良いでしょう。

傷口を舐めさせないように工夫してください。(胴衣やエリザベスカラーをつけるなど)
傷口を舐めたり糸を引っ張って傷口を開かせないようにするためです。
もし糸が取れてしまったり、舐めすぎて患部がただれた時は、早急に診察をお願いしましょう。

不妊手術をすると太りやすいといわれます。

卵子や精子を作り出すエネルギーが消費されなくなりますし、性本能による行動もなくなり、
代謝が落ちますから肥満になりやすくなるのは当然です。

また発情が来てから、発情中など性ホルモンが活発化しているときに手術をすると、
ホルモンの不均等が起こりやすく、肥満傾向の拍車がかかるという説もありますので、
可能であれば不妊手術は、性の目覚めの前に行いホルモンのアンバランスを事前に防ぐ方が
肥満になりにくいかもしれません。

どちらにしても、術後体力が回復したら徐々にカロリーの少ない食餌に切り替え、
今まで以上に遊んであげて運動させましょう。

【手術にかかる費用】
地域や病院で違いますが、1万五千円~二万円ぐらいです。
猫の去勢手術を予約するときに、手術費用も聞いておくのがいいと思います。




人気ブログランキングへ ランキングはこちらをクリック!
ランキングに参加しています。 1日1クリック応援お願いします!
とことんネコブログ去勢手術についてを紹介しています。

コメントの投稿

Secret

お知らせ
とことんネコブログでは、皆様からのネコちゃん画像の投稿を募集しています。
写真を1枚添付してご投稿ください
撮影者名前orニックネーム
ネコちゃんの名前
写真タイトル
コメント50字以内
momoko1bansuki☆live.jpまで。
☆を@に変えて下さい。

とことんネコブログでは、他のサイト様のブログ&ネコちゃん画像を紹介させて頂いています。
うちのブログを使ってもいいよ~っと思って下さった管理人様は、コメント欄よりご一報下さい。
よろしくお願いします。
ネコカラ動画
おもしろ、かわいい動画
我が家のネコちゃん
ネコ画像
ノラネコピッピ(物語)
猫との生活
猫の病気
全国動物病院
皆様からの情報登録受け付けております。
コメント欄よりお願いします。
  • 全国の動物病院(住所・電話番号)
  • 最新コメント
    最新トラックバック
    検索フォーム
    最新記事
    里親募集
    懸賞・プレゼント・アンケート
    日用品
    美容
    便利グッズ紹介
    スポンサードリンク
    リンク
    相互リンク募集中です
    あわせて読みたい
    あわせて読みたいブログパーツ
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    とことんネコブログ